ハーレクイン・シリーズ
伯爵と一夜の恋のから騒ぎ
人違いの誘拐劇――その顛末は、傲慢伯爵との結婚?
ドロシーは家庭教師として働くため、遠いエジンバラに向かっていた。 両親亡きあと4人の弟妹を養っていくには、それしか方法がないのだ。 道中立ち寄った宿で、彼女は駆け落ち途中の若いカップルに出会う。 体調を崩した女性を介抱してやると、相手の若者は何度も礼を言った―― ドロシーの手を握りしめて。怒りの形相で男が乱入したのはそのときだ。 「伯爵家を継ぐ、僕の被後見人をたぶらかした女は君だな!」 彼はいきなりドロシーを肩に担ぎ上げたかと思うと、馬車に放り込んだ。 公衆の面前で醜態をさらされ、エジンバラ行きも逃したドロシーに、 翌朝やっと勘違いに気づいた男性は、すべての責任を取ると言った。 「僕はワースレイ伯爵、トビアス・スペンロウだ。君を妻に迎える」
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年10月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01263-0
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- 書籍番号
- PHS-264
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているよう な子供だった。大学では英文学と哲学を専攻し、卒業後の進路 を決めかねていたところ、数学専攻のハンサムな男性と出会い、 結婚する決心をしたという。長年、2人の子供の子育てを優先 してきたが、彼女の頭の中にある物語に興味を持ってくれる人 がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。