ハーレクイン・シリーズ
ハナの看護日記
ベティ・ニールズ・コレクション
慣れた手つきで赤子を抱く彼の姿に、小さな恋のつぼみがほころんだ。
新生児室の看護師ハナは、献身的にある赤ん坊を看病している。 英国旅行中に事故に遭ったオランダ人女性が産んだ未熟児だ。 順調に母子が回復し始めたころ、オランダから見舞い客が訪れた。 赤ちゃんの母親が心酔する名医の“ファレンテインおじさま”だわ。 おじさまという呼び名から想像していたよりずいぶん若々しく、 人目を引く端整な顔立ちに、ハナは思わず心を奪われた。 でも、彼の態度は冷淡で、私のことなんて目に入らないみたい……。 もう会うことはないのだから、とハナは胸の痛みをやり過ごした。 ところが後日、そのファレンテインが、赤ん坊の看護のために ハナをオランダへ連れていく手はずを整えていることがわかり――
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- 頁数
- 176頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年10月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 前田雅子
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- 定価
- 710円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01342-2
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- 書籍番号
- MP-32 (初版I-14)
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- ミニシリーズ
- ベティ・ニールズ・コレクション
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、 看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働 いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、 夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕 事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元 の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイ ド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風 が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。