ハーレクイン・シリーズ
愛される価値
特選ペニー・ジョーダン
亡父が遺してくれたのは、義理の兄を愛するという、運命。
幼い頃に母を亡くし、里親のもとを転々としてきたシェリーは、 24歳のある日、思いがけない事実を知ることとなった。 死んだと聞かされていた父親が、実は最近まで生きており、 ずっと彼女を捜していたというのだ。いてもたってもいられず、 シェリーは生前の父が暮らしていたポルトガルへ向かった。 荘厳な館で彼女を迎えたのは、父の後妻の息子で伯爵のジェーム。 見上げるほど背が高く、灰色の瞳が美しい。この人が私の義兄? だが彼はシェリーを見ると、冷酷な笑みを浮かべて言った―― 遺産目当てで現れた人間を歓迎する気はない、と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年10月05日
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- 著者
- ペニー・ジョーダン
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- 訳者
- 麻生恵
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- 定価
- 710円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01289-0
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- 書籍番号
- MP-31 (初版R-688)
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- ミニシリーズ
- 特選ペニー・ジョーダン
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1946年にイギリスのランカシャーに生まれ、10代で引っ 越したチェシャーに生涯暮らした。学校を卒業して銀行に勤め ていた頃に夫からタイプライターを贈られ、執筆をスタート。 以前から大ファンだったハーレクインに原稿を送ったところ、 1作目にして編集者の目に留まり、デビューが決まったという 天性の作家だった。2011年12月、がんのため65歳の若さで 生涯を閉じる。晩年は病にあっても果敢に執筆を続け、同年 10月に書き上げた『純愛の城』が遺作となった。