ハーレクイン・シリーズ
天使に宛てた日記
自分の命と、愛する人の子どもの命――どちらかを選ばなければならないの?
難病とわかって絶望に打ちのめされた助産師のエレンは、 祖母の家に身を寄せることにし、憧れのショーンと8年ぶりに再会する。 17歳のころ彼にキスを拒まれ、屈辱的な思い出となっていたが、 今、産科医となった彼から、意外にもデートに誘われた。 片想いが叶っても、もう私には未来なんてないのに……。 そう思いつつも彼の魅力に屈し、いつしか二人は結ばれたのだった。 その後、この病は妊娠が禁物とあって気をつけてはいたけれど、 不安になって調べると、エレンのおなかには小さな命が宿っていた。 ショーンは病のことを知らないうえに、まだ結婚には興味がないらしい。 ああ、どうしよう! エレンの心は、千々に乱れた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年10月05日
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- 著者
- アン・フレイザー
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-01269-2
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- 書籍番号
- I-2678
スコットランド生まれの南アフリカ育ち。学校を卒業して、 いったん両親の故郷であるスコットランド西岸の離島へ戻るが、 看護師の訓練を積むために島を離れ、その後は大学に進学して 英文学を専攻した。結婚して第一子を出産したあと、医師の夫 と仕事をしながらアフリカの地方やオーストラリア、カナダを 歴訪。かつて病院で人工授精の部署を統括していた自身の経験 を活かし、自著の中でも医療現場をよく描き、夫や同僚医師の 協力のもと事実確認をしたり最新情報を得たりしている。