ハーレクイン・シリーズ
赤い薔薇とキス
ベティ・ニールズ・コレクション
赤い薔薇の花が、思い出させる——恋い焦がれるあの人の唇を。
ロンドンの病院で主任看護師を務めるマギーは、恋に奥手な24歳。あるとき、オランダから著名な専門医パウルが講演に訪れた。長身で鷲のような風格漂う30代半ばの彼に、看護師たちは色めき立ち、遅れて講堂に入ったマギーもまた、壇上の彼と目が合い、強く惹かれる。講演のあと、主任室に戻ったマギーを追うように現れたパウルに、「僕のことを覚えておいてほしい」と言われ、唇を奪われた。それからというもの、マギーは気づけばパウルのことを考えていたが、すでに帰国したであろう彼とどうなるわけもなく……。そんなとき、マギーが非番の日に書かれた看護ノートを目にし、驚いた。なんと、パウルの母親が病に倒れ、この病院に運び込まれたというのだ!
-
- 頁数
- 160頁 / 新書判
-
- 発行日
- 2021年07月20日
-
- 著者
- ベティ・ニールズ
-
- 訳者
- 朝戸まり
-
- 定価
- 710円(税込)
-
- ISBN
- 978-4-596-41616-2
-
- 書籍番号
- MP-26 (初版I-2013)
-
- ミニ
シリーズ - ベティ・ニールズ・コレクション
- ミニ
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。