ハーレクイン・シリーズ
私の中のイヴ
キャシーは広告代理店で働きながら、女手一つで幼い娘を育てている。力を誇示する男性に対して恐怖心があるため、いっさい身を飾らず 目立たぬようにして異性を遠ざけ、娘との生活を大切にしてきた。 ある日、化粧品会社に向けたプレゼンテーションを任されることになり、 急遽、上司から、化粧をしてセクシーな服を着ていくよう命じられる。 相手先へ向かったキャシーは、精悍な顔だちの男性に正面衝突して驚いた。 高級スーツをまとった長身の彼こそ、化粧品会社の社長ローハンだった! 怖れとともに、胸の奥に甘い疼きを覚え、キャシーは戸惑った。 やがて、そんな彼女の心を見透かすように、ローハンは宣言した。 「堅物を演じても無駄だ。その殻を破って、いずれ必ず君を手に入れる」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年04月20日
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- 著者
- サラ・クレイヴン
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 710円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-55500-7
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- 書籍番号
- PB-300 (初版R-3038)
読者レビュー
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イングランド南西部サウス・デボン生まれ。学校を卒業後、ジャーナリストとして働いたのち、1975年に『バラに想いを』で作家デビューした。40年以上にわたって活躍し、93作品を上梓。ロマンス作家協会の会長も務めた。陰影のある独特の作風で読者の心を揺さぶり続けたが、2017年11月、多くの人に惜しまれつつこの世を去った。遺作は『恋も愛も知らないまま』(R-3364)。