ハーレクイン・シリーズ
イタリア富豪と恋の忘れ物
身を固めるからと、彼は私を捨てた。小さな命が宿っているとも知らず。
「ぼくはイタリアに帰って、別の女性と結婚する」 ライモンドの通告に、フェイスは立ち直れないほどのショックを受けた。 彼女はまだ世間知らずの若き助産師、彼は経験豊富な大人の医師だった。 ほんの短いあいだの恋だったけれど、身も心も捧げたのに。 6年後、フェイスのもとに、なんの予告もなくライモンドが姿を現した。 妊娠を、そして出産を手紙で知らせても梨のつぶてだったのに、なぜ? 彼の変わらぬ美貌に胸をときめかせる一方、フェイスは恐怖を覚えた。 まさか、今になって娘の親権を要求しに来たとか……。 するとライモンドが言った。「きみに子供がいると聞いたんだ」 フェイスは凍りついた。“聞いた”って、いったいどういうこと?
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年04月05日
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- 著者
- フィオナ・マッカーサー
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- 訳者
- 中野恵
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-22653-2
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- 書籍番号
- I-2653
読者レビュー
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オーストラリア出身の作家。助産師がヒロインのメディカル・ロマンスを描くことを得意とする。自身もベテランの助産師で、その20年以上のキャリアを生かしたノンフィクションも執筆しているが、小説を書く前の取材旅行が何より楽しいという。