ハーレクイン・シリーズ
壁の花は子爵の許嫁
わたしだけが知らなかった──父と子爵の、都合のいい密約を。
母亡きあと、ネルはずっと父親とおばに疎まれてきた。寄宿学校から帰省するたびにいじめられ、慰めは、大好きな乗馬だけ。ある日、ガブリエル・ハンターという子爵が父を訪ねてきた。レディらしからぬ振る舞いで乗馬の腕を披露したネルは、案の定、おばにこっぴどく叱られた。子爵の目の前で。ネルは初めておばに楯突き、家を飛び出すと、寄宿学校に逃げ帰った。4年後。成人したネルは、父からの手紙で衝撃の事実を知らされる。なんと彼女は婚約しているというのだ──かの子爵、ハンター卿と。まだ17歳だったあの日、ハンサムだが暗い影を落とす子爵の瞳に覚えた胸のざわめきが、ふいにネルの全身によみがえった。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年01月05日
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- 著者
- ララ・テンプル
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- 訳者
- 日向ひらり
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年12月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59136-4
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- 書籍番号
- PHS-246
英国オックスフォード出身。15歳のときに古びた書店でジョージェット・ヘイヤーの小説に出合い、リージェンシー・ロマンスに夢中になる。投資やハイテク業界での仕事に携わりながら書きためていた作品を母親がハーレクインの小説コンテストに応募し、入賞。すぐに同社からリージェンシー・ロマンス5作の執筆を依頼され、作家デビューを果たす。執筆活動に協力的な夫と2人の子供たちとともに暮らしている。