ハーレクイン・シリーズ
ある日突然、シンデレラ
くしゃくしゃのスーツからドレスへ。王子は彼女を妃に名指しした。
「僕は国王になる。ついては、君と結婚したい」レイチェルは耳を疑った。少し前に職場を辞めたマテオが、実は王子だった? それに、私にプロポーズですって?ハンサムな顔立ち、力強い長身、エーゲ海と同じ色の瞳をした彼に、レイチェルは何年も友人として接してきた──片想いは胸に秘めて。マテオから女性として見られていないのは、私がいちばんわかっている。当然、彼女は断ったが、マテオはなぜなのか理由をききたがった。屈辱で顔を真っ赤にし、レイチェルは涙をこらえた。身分の違いや、見劣りする容姿を口にして恥をかきたくはなかった。でも憧れの男性と結婚し、子供が持てると思うと心は揺れて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2021年01月05日
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- 著者
- ケイト・ヒューイット
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年12月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22642-6
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- 書籍番号
- I-2642
アメリカ・ペンシルバニア州で育つ。大学で演劇を学び、劇場での仕事に就こうと移ったニューヨークで兄の幼なじみと出会い結婚した。その後、イギリスに渡り6年間を過ごす。雑誌に短編を書いたのがきっかけで執筆を始め、長編や連載小説も手がけている。読書、旅行、編みものが趣味。