ハーレクイン・シリーズ
花嫁の持参金
修道院の中で夢見ていたのは、形だけの結婚なんかじゃなく……。
リリスは10年暮らした修道院を出て、故郷に向かっている途中で、双子の悪童にさらわれ、見知らぬ城へと連れていかれた。理由もわからぬまま物置部屋に囚われ、リリスは困惑した。父の決めた許婚と結婚するため実家へ戻るはずが、なぜこんなことに?やがて姿を現した城の主は、ガイアの領主アレクサンダー。その大柄な美丈夫の騎士を見て、リリスは思わず身を震わせた。聞けば、リリスの故郷の川下にあるこの地では、彼女の父が上流を堰き止めたせいで、暮らしが成り立たずに領民が苦しんでいるという。くだんの上流の土地がリリスの持参金と知ったアレクサンダーは、断固として宣言した。「結論を出した──私とそなたは、結婚する!」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年12月05日
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- 訳者
- 永幡みちこ
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年11月11日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59135-7
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- 書籍番号
- PHS-245 (初版HS-90)
読者レビュー
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第1子出産を機に勤めていた会社を辞めたのがロマンス小説を書き始めたきっかけ。中世イングランドを舞台にした作品以外に、19世紀を描いたロマンスも執筆している。ほかに、メアリー・スペンサーのペンネームを持つ。夫と3人の娘と共にカリフォルニア州の南西部にある町に住んでいる。