ハーレクイン・シリーズ
小公女の恋
わからない──手鏡に映る自分の顔も、
左手の薬指に光る指輪の贈り主も。
幼いころ母に捨てられたイニスは、長年暮らした修道院を出て、大富豪ガード・セントクレアの邸宅へ向かっていた。ガードから金を詐取した義理の父に代わって許しを乞うために。だが、けんもほろろに追い返され、嵐のなかを帰る途中、不運にも車にはねられ意識を失ってしまう。数週間後、ガードの屋敷のベッドで目を覚ましたイニスは、事故のせいで記憶を失い、自分の名前さえ思い出せずにいた。ふと左手を見ると、薬指に美しい指輪が輝いている。わたしに婚約者が? 何もわからないイニスに、看護師が教えた。「婚約者は裕福で頭が切れる、悪魔みたいなガード・セントクレアよ」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年12月05日
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- 訳者
- 宮崎真紀
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- 定価
- 710円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年11月11日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55491-8
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- 書籍番号
- PB-291 (初版I-2312)
読者レビュー
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ロマンスの草創期に活躍した英国人作家。第二次大戦中、14歳の頃から労働を強いられ、苦しい生活の中で“現実が厳しければ厳しいほど人は美しい夢を見る”という確信を得て、ロマンス小説を書き始める。32歳で作家デビューを果たし、30余年の作家人生で約70作を上梓。生涯独身を通し、1989年に永眠するも、ロマンスの王道を貫く作風が今も読者に支持されている。