ハーレクイン・シリーズ
氷の富豪と愛の魔力
切ないのは、あの夜に彼が求めたものが私じゃなく、亡き妻の面影だったこと……。
若きマーリンは仕事で湖水地方へ向かっていた。妻を悲劇的に亡くした実業家のブランドンに会い、彼の妻の生涯を描く映画に同意してもらうのだ。でも、彼は映画関係者の訪問を毛嫌いしているという。道中、嵐に見舞われて道に迷ったマーリンは、ホテルと勘違いしてブランドンの館を訪れてしまい、やむなく素性を告げずに泊まることに。その夜、妻の写真を暖炉にくべながら憂愁に包まれる彼を目撃し、昼間の傲慢さが消えたその姿に、マーリンは胸を衝かれた──彼を慰めたい一心で、求められるまま純潔を捧げてしまうほどに。だが翌朝、彼女が素性を明かすと、ブランドンは豹変した!
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年10月20日
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- 著者
- キャロル・モーティマー
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- 訳者
- 川合りりこ
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- 定価
- 1,190円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年10月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80105-0
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- 書籍番号
- PS-105
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。