ハーレクイン・シリーズ
薔薇と狼
狼の名を持つ気高き騎士と、本来の姿を隠した薔薇の恋。
一介の田舎貴族の娘に、国王がいったい何のご用だというの? キットは王に呼ばれていることを知り、動揺のあまり逃げだすが、 継父に連れ戻され、手ひどく折檻されてしまう。 顔に大きなあざができ、服も泥だらけの彼女の前に、 王の使者である黒髪のたくましい騎士、ウルフが現れた。 実は前夜、キットは水浴びに訪れた湖で彼と出逢っていた―― 唇を奪われ、名をきかれても、彼女は答えずに立ち去ったのだけれど。 ゆうべのキスを思い返すだけで、キットの体の奥がうずく。 だがウルフは目の前の薄汚れた娘がゆうべ見初めた娘と気づいていない。 複雑な思いを抱え、キットは彼に連れられて実家をあとにした。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年09月05日
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- 著者
- マーゴ・マグワイア
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- 訳者
- 吉田和代
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年08月13日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58899-9
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- 書籍番号
- PHS-239 (初版HS-168)
どこへ行くにも本が手元にないと落ち着かないというほどの 読書家。お気に入りはスタインベックやディケンズだが、もち ろんロマンス小説も欠かせない。ヨーロッパ旅行で多くの史跡 を見て回ったことがきっかけで作家を目指した。歴史の学位を 取るために大学に戻り、小説よりも奇なる史実がたくさんある ことを知ってますます執筆熱が高まった。看護師として、また ボランティア・ワーカーとして精力的に活動してきたが、現在 は小説を書く仕事に没頭できて幸せだと語る。