ハーレクイン・シリーズ
スター作家傑作選〜愛の絆、秘密の絆〜
最後のおおいなる情熱
「君に会いたい」7年ぶりの電話の声に、アンの心臓が一瞬止まった。理由も告げず突然いなくなったのに、どういうこと? 今や一流文 化人となったサディの真意を知るため、アンは彼に会うが、本心を 聞き出せぬまま再び誘惑の罠に……。やがて身ごもったアンは幸せ を味わうが、なぜかサディはまた一方的に彼女を置き去りにした!
愛と呼ばないで
6年前の冬、19歳のクレアは、父の死を嘆く実業家のジャックを慰 めたい一心で夜を共にした。肌を重ねる喜びを初めて知ったクレア に対し、彼は翌朝、小切手を差し出した――僕には妻がいる、と。 そしてクレアはあとになって妊娠に気づいたのだった。今、離婚し たジャックと思いがけず再会し、息子の存在を知られてしまい……。
ひと夏の関係
ヴァネッサは去年、兄に大反対され、大富豪ニコラスとの恋をあき らめた。そのうえ、余命いくばくもない父が緊急手術で輸血を必要 とした際、血液型から自分が実の娘ではないことを知ってしまった。 心が千々に乱れる中、偶然の再会を機に始めたニコラスとのひと夏 の密会が慰めとなる。でもまさか、彼の子を宿してしまうなんて!
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- 頁数
- 400頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年09月20日
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- 定価
- 1,090円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年09月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59024-4
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- 書籍番号
- HPA-14
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラ マーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建 築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人と のつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界 に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的 に描く独特の作風を生み出すもとになった。
イングランド南東部ハードフォードシャーに生まれ、故郷の 町に生涯住み続けた。結婚後に執筆を始めたが、作品の構想を 練ってから執筆に入る前のリサーチが、書くこと以上に好きだ ったという。趣味はバレエや芝居の鑑賞。2001年死去。
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、 教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔から の夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家 となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供 たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とする うちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。