ハーレクイン・シリーズ
ダイアモンドの花嫁
至福の名作選
もう引き返せない。たとえこの結婚が、愚かだったと思い知ることになっても。
かつて、ローラはみじめな思春期を過ごした。 当時、顔の吹き出物のせいで、誰も友達になってくれなかったのだ。 だから、遥か昔に母が“落伍者”と決めつけて離婚した実の父に同情し、 画家だった父が遺した一枚の絵に、深い感慨をそそられた── 落日を背に、苦悩に満ちた表情を浮かべる美しい女が描かれている。 ある日、その絵を途方もない高値で買いたいという男が現れた。 ダイアモンド鉱山を所有する若き億万長者、ジャレッド・イースタン。 長身でたくましく、周囲を圧倒するようなその存在感に、心が乱される。 だが父の形見は売れないと断るローラに、彼は驚くべき申し出をした! “この絵といつも一緒にいたいなら、ぼくの妻になればいい”と。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年07月20日
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- 著者
- エマ・ダーシー
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- 訳者
- 富田美智子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年07月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22620-4
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- 書籍番号
- I-2620 (初版I-686)
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- ミニシリーズ
- 至福の名作選
フランス語と英語の教師を経て、コンピューター・プログラマーに転職。ものを作り出すことへの欲求は、油絵や陶芸、建築デザイン、自宅のインテリアに向けられた。また、人と人とのつながりに興味を持っていたことから、ロマンス小説の世界に楽しみを見いだすようになり、それが登場人物たちを個性的に描く独特の作風を生み出すもとになった。