ハーレクイン・シリーズ
スター作家傑作選〜甘やかな白昼夢〜
ヴァージン卒業宣言
十代の頃から病弱な母の介護に明け暮れたウエイトレスのメリリー。気づけば同世代の皆が恋に結婚にと忙しい中、いまだ男性経験すらない。メリリーは意を決し、前から気になっていたセクシーな客ブリックに“初めての相手”を頼む。すると彼は一晩考えた末……。
身も心も
アンジェリーナは天涯孤独の身となり、寄宿学校へと送られて教育を受けた。アレクサンダー・セントクレア──第9代スタワーブリッジ公爵の計らいのおかげだ。3年後、彼女はロンドン随一の高級住宅街にある公爵の屋敷を訪れた。恩に報いて身を捧げるために。
海賊に贈られた花嫁
ガートルードは修道院から海賊船へ差し出された。船長の求める役目を果たすために。湯浴み中の船長に裸を誇示され、彼女は叫んだ。「ああ、神様!」船長が不敵に告げる。「海賊は奪う。持ち腐れの宝を狙う。優秀な海賊は、何一つ返さない──おまえを帰さない」
過激な寵愛
古代ローマ時代──奴隷小屋で競りに出された私は、堂々たる体躯の裕福な商人に買われ、彼の屋敷で働くことになった。夜、ご主人様が私の粗末な寝床に現れ、容赦ない歓びを与えてくださった。そこから、奴隷としての“お勤め”を待ちわびる日々が始まった──
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- 頁数
- 272頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年07月20日
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- 定価
- 970円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年07月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-59022-0
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- 書籍番号
- HPA-12
読者レビュー
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愛に対する確固たる信念を、セクシーな作風と切れ味のいい文章で表現し、読者の支持を得ている。高校時代からの恋人である夫と共にアメリカのオハイオ州に住む。小説を書くことは大好きだが、いちばん大切なのは、どんなときも家族だという。
ハーレクイン・シリーズでもっとも愛され、人気のある作家の一人。14歳の頃からロマンス小説に傾倒し、アン・メイザーに感銘を受けて作家になることを決意。コンピューター関連の仕事の合間に小説を書くようになり、1978年に見事デビューを果たす。以来、数多くの作品を生み続け、2015年にはアメリカロマンス作家協会から、その功績を称える功労賞を授与された。エリザベス女王からも目覚ましい活躍を認められている。
ハーレクインのエロティカ・レーベルSpice Briefで、ファンタジー色の強いエロティカ短編を執筆している。すべてデヴリンとメイヴという夫婦がベッドで語り合うエロティックなお伽噺という設定で、シリーズとしても楽しめる。
波瀾万丈な人生を過ごしたのち、家事には疎いながらも、夫と子供たち、世界征服を企む2匹の猫とともにカナダのオンタリオ州に暮らしている。執筆時は“邪魔しないで”というオーラを察知するよう人間たちには教育済みだが、猫にはいまだ苦戦中。ただ、完全に理解しているのか疑わしいが、この家のボスは誰かを本気で思い知らせると、猫もきちんと時を選ぶ。