ハーレクイン・シリーズ
秘められた情熱
おまえなど生まれてこなければ……。嫌われ子がやっと見つけた、愛の光。
「大事な客人が来るから、手厚くもてなすように」 強欲な商人である父親の言葉に、ショーナは胸が潰れる思いだった。 “手厚くもてなす”とは、女としての魅力──体を許せ、という意味だ。 いつもは、おまえは醜くて役立たずの行き遅れだと言ってくるのに……。 でも、もし断れば、修道院に送られてしまうかもしれない。 ショーナはやむなく、客人の次期男爵サー・グリフィズと会うが、 たくましい体に、輝く瞳の青年貴族を見て、思いがけず恋におちた。 「ぼくの父の許しを得たら、かならず結婚を申し込みに来る」 そう約束してくれたグリフィズを信じ、ショーナの夢は膨らんだ。 まさか、ほどなく国王の命で、別の男性と婚約させられるとも思わずに。
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年06月05日
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- 著者
- マーガレット・ムーア
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年05月21日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58893-7
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- 書籍番号
- PHS-233 (初版HS-152)
読者レビュー
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中世のイングランドを舞台にした作品で好評を博す。特にハーレクイン・ヒストリカルのミニシリーズ〈戦士に愛を〉では、多くのファンを魅了した。作家になったきっかけは、8歳のとき友人とともに、美しい乙女とハンサムな男性が主人公の物語を作り上げたことだったと振り返る。トロント大学では文学士号を取得。現在、作品数は40を超え、フランス、イタリア、ドイツなど世界中で出版されている。