ハーレクイン・シリーズ
公爵の小さな妖精
“非常手段でいっきに解決”──それが公爵からのプロポーズだった。
「デューク! 待て!」ソフィーは逃げ出した犬に鋭く命じた。すると歩道を歩いていた男性が突然立ち止まり、 大おばの愛犬デュークは磨き上げられたブーツに激突した。「止めてくださって助かりました。この子が行方不明になったら、大おば様のお世話係を首になり、田舎に送り返されるところでしたわ」彫像のように美しくたくましい男性と言葉を交わすうち、彼の物憂げで苛立たしげな様子に気づいたソフィーは頬を赤らめ、しゃべりすぎたことを悔やみながら逃げるように立ち去った。このハンサムで陰のある紳士がデューク──公爵の称号を持つ大貴族で、 ほどなく彼と愛なき婚約をすることになるとは夢にも思わずに。
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年05月05日
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- 著者
- ララ・テンプル
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- 訳者
- 高橋美友紀
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- 定価
- 910円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年04月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58680-3
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- 書籍番号
- PHS-230
英国オックスフォード出身。15歳のときに古びた書店で ジョージェット・ヘイヤーの小説に出合い、リージェンシー・ロマンスに夢中になる。投資やハイテク業界での仕事に携わりながら書きためていた作品を母親がハーレクインの小説コンテストに応募し、入賞。すぐに同社からリージェンシー・ロマンス5作の執筆を依頼され、作家デビューを果たす。執筆活動に協力的な夫と2人の子供たちとともに暮らしている。