ハーレクイン・シリーズ
幼い奇跡を抱きしめて
命よりも大切な、おなかの赤ちゃん。父親の愛は得られないかもしれないけれど。
助産師である私自身が、子供は持てない運命だったなんて……。妊娠は難しいと知った婚約者は、無情にもアニーのもとを去った。独りスペインのアンダルシアへの傷心旅行に出たアニーだったが、旅の終わりに立ち寄った教会で、運命は大きく変わる。急に産気づいた女性を救って、産科医ラファエルと出会ったのだ。彼とはなぜか最初から心が通い合い、アニーは生涯の思い出にと、彼と一夜だけの愛を交わした──まさか身ごもるとは思わずに!ところがそれを告げると、ラファエルは冷たくこう言い放った。 「本当に僕の子か? イギリスとスペインで弁護士をさがす」そしてアニーを探るつもりか、彼女が働く病院へ転職してきたのだ。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年05月05日
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- 著者
- アン・フレイザー
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- 訳者
- 湯川杏奈
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年04月16日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22610-5
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- 書籍番号
- I-2610
スコットランド生まれの南アフリカ育ち。学校を卒業して、いったん両親の故郷であるスコットランド西岸の離島へ戻るが、看護師の訓練を積むために島を離れ、その後は大学に進学して英文学を専攻した。結婚して第一子を出産したあと、医師の夫と仕事をしながらアフリカの地方やオーストラリア、カナダを歴訪。かつて病院で人工授精の部署を統括していた自身の経験を活かし、自著の中でも医療現場をよく描き、夫や同僚医師の協力のもと事実確認をしたり最新情報を得たりしている。