ハーレクイン・シリーズ
恋はあせらず
ベティ・ニールズ選集 30
ただの家政婦の私に、なぜ?頬に残るキスの余韻に心乱れて……。
家政婦のケイトはケータリング店を開くという夢のために、 雇い主のわがままや薄給に耐えながら、こつこつとお金を貯めていた。 ある日、雇い主の甥であるミスター・テイト=ブーヴァリと出会い、 ケイトは高名でハンサムな医師の彼を意識せずにいられなかった。 こんな人と結婚できたらいいけれど、家政婦の私には無理な話ね……。 大それた願いを胸の奥にしまい、今日もまた懸命に働くケイトに、 思いもよらない不幸な出来事が起きた。 銀行へ行く途中、不良集団に大事な給金を盗まれてしまったのだ! 悲嘆に暮れるケイトを、ミスター・テイト=ブーヴァリが優しく慰めるが、 彼女にはわかっていた――これは単なる同情で、愛ゆえではないと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年04月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 大島ともこ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2020年04月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22608-2
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- 書籍番号
- I-2608 (初版R-1430)
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- ミニシリーズ
- ベティ・ニールズ選集
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、 看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働 いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。