ハーレクイン・シリーズ
花嫁は醜いあひるの子
無垢な乙女はただ知りたかった。愛される喜びを……一度でいいから。
きっと失敗する。花婿は立ち去り、家族は路頭に迷ってしまう。 なぜなら、私は“デュカス家の醜いあひるの子”だから。 雄々しいギリシアの海運王ダーメンが待つ祭壇まで歩く間、 姉の身代わりとなったカッシアは花嫁のベールの奥で震えていた。 ところが、ダーメンは政略結婚を中止にはせず、 彼女はそのやさしさにほっとするが、次の瞬間こう言われる。 「僕がほしいのは君ではない」そしてなぜか、新婦の唇を奪った。 キスは罰のようだったのに、カッシアの体には甘い震えが走った。 愛のない結婚で夫に惹かれるほど、つらいことはないのに……。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2020年01月05日
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- 著者
- ジェイン・ポーター
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- 訳者
- 東みなみ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年12月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13465-3
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- 書籍番号
- R-3465
読者レビュー
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アメリカ、カリフォルニア州の小さな町で生まれ、学生時代の大半を海外で過ごした。南アフリカやアイルランド、そして日本でも学んだことがある。サンフランシスコの大学で創作の修士号を得たあとは、中学校と高校の教師をしていた。現在は雨の多いワシントン州シアトル在住。デスクに向かって物語を生み出すには、そんな気候もまったく気にならないと語る。