ハーレクイン・シリーズ

涙色の聖夜に愛は
カッターネオ家のクリスマス Ⅲ
私の愛も死んだと思っていた。あなたに愛されないとわかったときに。
クリスマス間近、マリアは愛する息子を連れて、かつて夫セブと過ごしたカッターネオ家の別荘を訪れた。仕事第一の大富豪実業家の彼に耐えられず、家を出て1年。それでもここにやってきたのは、クリスマスを家族で祝うためだ。夫が最近、両親を亡くしたうえ、存在すら知らなかった兄に会社の経営権を突然奪われたことも、気にかかっていた。家族の大切さを思い知ったというセブは、マリアに復縁を求めた。そして、以前とは変わって家族のために努力する夫の姿に、マリアはかつての想いを取り戻しかける──まさかイブの日に、置き手紙一つでまた置き去りにされるとは思いもせず。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年12月05日
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- 著者
- ソフィー・ペンブローク
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 730円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22590-0
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- 書籍番号
- I-2590
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- ミニ
シリーズ - カッターネオ家のクリスマス
- ミニ
学生時代にロマンス小説と出合い、のちにランカスター大学で英語の学位を取るために夜どおしハーレクイン小説を読んだ。それがきっかけで、ハッピーエンドの信奉者となった。自著ではみずからが住んだことのある土地を題材にすることが多く、イングランドの郊外の町に漂う気取ったユーモアやウェールズの山々の野性味、ロンドンの夏の熱気や緊張感を好んで描く。また、主人公たちにお城でキスをさせる傾向があると語る。