ハーレクイン・シリーズ
ひとりぼっちの聖母
この愛をつらぬけば、傷つくのはわかってる。だから、本当の気持ちは言わない──
看護師のアナは癌を患った姉のため、代理母になることにした。 ところが体外受精で妊娠したのもつかの間、姉は帰らぬ人となる。 すると姉の夫は子どもはいらないと言いだし、愛人のもとへ走った。 姉の形見の子を喪うことに耐えられず、産む決心をしたアナは、 妊娠を隠したまま短期の仕事を見つけて、診療所で働き始める。 同僚のベン・コールは優秀な医師で、とても魅力的なうえに、 いつも何かと気にかけてくれて、孤独なアナの心は揺れ動いた。 そしてついにキス──それは心ときめく、情熱的な口づけだった。 でも、この恋はあきらめなければ……。 訳ありの子を産む私は、彼の重荷にしかならないのだから。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年12月05日
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- 著者
- ジェニファー・テイラー
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年11月14日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22589-4
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- 書籍番号
- I-2589
読者レビュー
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心温まる物語を得意とし、医療の現場を舞台にしたロマンスを好んで執筆した。科学研究の仕事に従事した経験があるので、すばらしい登場人物を創造することはもちろん、作品を書く際の調べ物も楽しんでいた。夫を亡くしてからはランカシャーにある自宅と湖水地方を行き来する生活をしていたが、2017年秋、周囲に惜しまれつつ、69年の生涯に幕を下ろした。