ハーレクイン・シリーズ

忘れ形見のゆくえ
愛しい幼な子をめぐり出会った、恋しても結ばれるはずのない大富豪……。
女手一つで子育てをしながらベーカリーを営むクララのもとに、莫大な遺産を受け取るための手続きをしてほしいと弁護士がやってきた。生まれてすぐに名前もないまま捨てられた彼女には、身に覚えがない。聞けば、遺産を残したのは4年前に一夏を過ごした元恋人で、相続人に指名されたのは、彼の子である3歳の息子だという。亡くなった元恋人が英国貴族の血を引く名門の御曹司だったなんて……。翌週、NYにある一族の屋敷を訪れると、そこにいたのは、元恋人に瓜二つだが雰囲気の違う双子の弟で敏腕実業家のグラントだった。丁寧に接してもらううち、やがてクララは心を奪われそうになる──境遇も何もかもかけ離れた彼に恋したところで、一縷の望みもないのに。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年12月05日
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- 著者
- エリザベス・ベヴァリー
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- 訳者
- 北岡みなみ
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- 定価
- 740円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-51877-4
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- 書籍番号
- D-1877
ニューヨークタイムズのベストセラーリストにも登場する人気作家。ケンタッキー州ルイヴィル大学を優秀な成績で卒業後、映画館や有名百貨店で働いた。執筆活動は主に2匹の猫に挟まれてベッドの上で行っている。趣味は読書や映画、テレビ鑑賞。日本の翻訳家や編集者のあいだでも彼女のファンは多い。