ハーレクイン・シリーズ
運命の鎖
ベティ・ニールズ選集 28
切なさや悲しみはこらえてきた。
でも、こらえきれない涙もある……。
領主館に勤めるスザンナは、敷地内の小さな家におばと暮らしていた。 だが最愛のおばが亡くなったとたん、くびを宣告されたうえに、 半月のあいだに家も明け渡すように言われてしまう。 かつて孤児となったスザンナを、おばは快く引き取ってくれた。 以来、ここは唯一安心できる我が家だったのに……。 退去までにすべきことを、スザンナが紙に書き出していると、 目の前に、おばの最期を看取った外科医のガイが現れた。 初対面では冷たい印象だった彼も、今は気遣う表情を見せている。 その瞬間、懸命にこらえていたはずの悲しみが、 大粒の涙となって、スザンナの青白い頬を流れ落ちた──
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年10月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 鈴木のえ
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年10月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22584-9
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- 書籍番号
- I-2584 (初版R-856)
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- ミニシリーズ
- ベティ・ニールズ選集
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。