ハーレクイン・シリーズ
終わらない片思い
愛なき結婚と人は言う。
ならば、この胸のうずきを何と呼ぶの?
21歳のランツァは幼なじみの婚約者を事故で失った。 親が決めた結婚から解放され、心の中で密かに安堵していたある日、 運命は再び強いられる。亡き許婚の兄ステファノと結婚しろというのだ。 しょせん、私は政略結婚の道具。自由に生きる権利はないのね……。 病を患う父を喜ばせたい一心で、ランツァはその命令に従った。 1年後、結婚式でようやくまともに顔を合わせたステファノは、 昔と変わらぬ端整な容貌に大人の魅力をまとい、眩しいくらいだった。 そう、ランツァは幼き日から、本当はこの兄のほうが好きだったのだ。 だが、人知れず頬を染めるランツァに、ステファノは事務的に告げた。 これはあくまでも形だけの結婚で、寝室は別だと。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年10月05日
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- 著者
- レベッカ・ウインターズ
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- 訳者
- 琴葉かいら
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- 定価
- 730円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年09月19日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22582-5
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- 書籍番号
- I-2582
アメリカの作家。17歳のときフランス語を学ぶためスイスの寄宿学校に入り、さまざまな国籍の少女たちと出会った。これが世界を知るきっかけとなる。帰国後大学で、多数の外国語や歴史を学び、フランス語と歴史の教師になった。ユタ州ソルトレイクシティに住み、4人の子供を育てながら執筆活動を開始。これまでに数々の賞を受けたベテラン作家である。