ハーレクイン・シリーズ
幸せを運んだキス
この冴えない奥手な淑女が、あの甘い唇の娘と、同一人物?
兄が幸福な結婚をして以来、エミリーの心はときおり孤独に沈んだ。 運命の人はどこに……だめ、美人でもない私が、幸せを夢見たりしては。 ところがある日、外出中に運悪く高所から下りられなくなった彼女は、 野性味漂う美しき紳士の腕に抱きとめられ、思わずキスを許してしまう。 ウィリアムは花嫁候補として舞踏会で紹介された地味なレディが、 先日出会った甘やかな唇の娘だと気づき、絶句した。 名も知らぬ男にキスを許す娘が、社交界で評判の模範的な淑女だと! がぜん興味を引かれたウィリアムは“あのこと”を秘密にする代わりに、 しばし彼の下で働かないかとエミリーに持ちかける──
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年07月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 石川園枝
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年06月20日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58541-7
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- 書籍番号
- PHS-211 (初版HS-390)
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。40年以上連れ添った夫と愛犬と共にイギリス南西部に暮らす。