ハーレクイン・シリーズ
醜いあひるの恋
早くに両親を亡くし、叔母に引き取られた看護師見習いのアラベラは、 叔母の娘で看護師のヒラリーと一緒に育った。 美人でわがままな従姉とはちがい、平凡な顔立ちで控えめなアラベラ。 そんな彼女がある日、気の進まないヒラリーに代わって、 小児患者につき添い、オランダへの旅行に出た。 だが楽しい旅は一転、運転手が心臓発作を起こし、バスが横転してしまう。 幸い彼女にけがはなく、助けに来たハンサムなオランダ人医師ギデオンが怖がる子供たちをなだめる様子に心動かされ、胸がときめいた。 その瞬間、ずっと比べられてきた美しい従姉の顔が脳裏をよぎった── 私なんて恋をするだけ無駄よ。たとえ彼に運命を感じているとしても。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年07月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 麦田あかり
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- 定価
- 682円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年07月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-58638-4
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- 書籍番号
- K-628 (初版I-2331)
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。