ハーレクイン・シリーズ
家政婦の娘
わたしにとっては初めての宝物でも、彼にとっては、すぐに消える戯れのキス。
裕福なジェナー家の家政婦の娘ソフィアは、御曹司エリックを慕っていた。 彼が全寮制の名門高校へ入るためにニューヨークへ旅立ったとき、 ソフィアはまだ13歳で、心にぽっかり穴があいたようだった。 それ以来会うこともなく15年が過ぎた今、ソフィアは職を求めて、 不動産帝国の王者となったエリックのもとへ足を運んだ。 1年前に病を得て、前の仕事を続けられなくなってしまったが、 女手一つで1歳の双子を育てるには、どうしても働く必要があるのだ。 面接の結果、みごと雇われることになって喜んだソフィアの脳裏に、 かつてエリックにされた初めてのキスが甦り、彼女は自らを戒めた── 忘れなさい。あれは彼が覚えてさえいない、ほんの戯れだったのだから。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年07月20日
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- 著者
- サラ・M・アンダーソン
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- 訳者
- 北岡みなみ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年07月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51859-0
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- 書籍番号
- D-1859
2016年にRITA賞を受賞。作家のみならず、教育関係の出版社で編集者としても活躍する。夫と息子、雑種犬とともにイリノイ州に暮らし、余暇には読書に編み物、クイーン・アン様式の自宅のリフォームを楽しんでいる。