ハーレクイン・シリーズ
輝く瞳の略奪者
妹と結婚するはずだった彼は、なぜか私を放そうとしない。
アレクサは重い気持ちでセビリアの大聖堂の扉を押し開けた。今日ここで執り行われるのは異母妹の結婚式のはずだったのに。妹は土壇場で別の男性に心を移して逃げ去ってしまい、それを新郎に伝えるのが、姉であるアレクサの役目となった。事実を知らされ傷つくと思いきや、新郎のサントス・コルデロは声をあげて笑いだす。サントスにとって、この結婚は上流階級の身内になるのが目的で、愛情とはいっさいかかわりのない決断だったのだという。彼はせっかく準備した披露宴を無駄にはしないと言い、アレクサの手をつかんで告げた。「きみには僕と一緒に来てもらう」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月20日
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- 著者
- ケイト・ウォーカー
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- 訳者
- 春野ひろこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12439-5
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- 書籍番号
- R-2439
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イングランド中部ノッティンガムシャーの生まれだが、ブロンテ姉妹の生地ヨークシャーで育った。ウェールズの大学、大学院に学び、ブロンテ姉妹の研究で修士号を取得した。夫とは学生時代に知り合う。児童館の司書から出発し、息子の誕生を機に作家活動を開始した。刺繍や編み物が趣味。