ハーレクイン・シリーズ
あるパーティでウエイトレスを務めていたモリーは、客からセクシャルハラスメントを受けた。その場を救ってくれたのが、スペインの銀行家にして公爵のレアンドロだった。長身で、見たこともないほどすてきな男性だ。モリーはその夜、誘われるがままに彼の家で一夜を過ごす。翌朝、彼女はレアンドロの言葉に打ちのめされた。「愛人として君をぼくのそばに置いておきたい」初めての男性にお金で買われた気がして、モリーは憤然と彼の家を飛びだした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月20日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 漆原麗
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12436-4
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- 書籍番号
- R-2436
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- ミニシリーズ
- 三人の無垢な花嫁
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モニター
幼い頃にたった一人の肉親と離れ離れに暮らさなければならなかったモリーと、家柄のために結婚を余儀なくされるレアンドロ。生い立ちの違う二人が、二人の間に出来た赤ちゃんをきっかけにいろいろな困難を乗り越ようとします。果たして、彼らに幸せは訪れるのか・・・最後まで目が離せません。
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モニター
まさにタイトル通りの作品。生き生きとしたヒロインは素敵なのに、途中までは全くヒーローを好きになれませんでした。でも後半からは人間らしい素敵な男性になり共感できました。三部作の最終話なので、前作を読んでからの方が分かり易く、人物に厚みが出て面白いかもしれません。
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モニター
モリーは幼い頃からあまり家族に縁がなかった。そんな彼女があるパーティーで働いていた時に惹かれた、レアンドロとひょんなことから一夜を共に過ごすことになった。その後、色々と問題が積み重なりモリーがもう限界かと思われたその時に長年離れ離れになっていた兄姉と出会え、その後支えてくれたシーンがとてもとても良かった。それまで、ヒロインに対して周囲の対応がひどかっただけに。今回は、愛の中でも特に家族愛を強く感じた作品でした。
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モニター
スペインへは行った事がないけれども、読んでいてまるで映画を見ているようなイメージを感じました。自分の意思を貫き通すモリー、貴族を守るために帝王学を身に付けて来たレアンドロ…レアンドロにとって、モリーは驚きの連続だっただろうと想像できる。意地悪な貴族の義母、育った環境の違いという柵を乗り越え分かち合った二人の愛が良く描かれていたと思う。
北アイルランド出身。ロマンス作家の中でトップクラスの人気を誇る。大学で法律学を学んでいた十八歳のとき結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚という経歴の持ち主。スリランカからの養子を含めた五人の子供を育てている。時間のあるときは大好きな庭仕事に励み、得意のイタリア料理の腕をふるう。