ハーレクイン・シリーズ
天使の采配
引き裂かれた二人を結んだのは、
翼のない小さな天使。
グレンナとブロデリックは恋に落ち、親密な時間を共有したが、 犬猿の仲の一族同士で将来の約束もできず、泣く泣く別れを選んだ。 歳月は流れ、いまグレンナは彼と望まぬ再会を果たしていた── ブロデリックの元恋人が置き去りにした、小さな赤ちゃんを前にして。 驚いたことに、この子の父親はグレンナの亡夫の可能性もあるという。 彼女は言葉を失った。何度も流産を繰り返し、結局子供を望めない体になったわたしを陰で裏切っていたなんて。 いまや石油王となったブロデリックも動揺していたが、 やがて意を決したようにこう告げた。「この子を一緒に育てないか」 彼の思いがけない言葉に、グレンナの心は千々に乱れて……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年05月20日
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- 著者
- キャサリン・マン
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- 訳者
- 北岡みなみ
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年05月09日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51852-1
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- 書籍番号
- D-1852
大学では演劇を学び、卒業後は小さな町の新聞社で働いたり、教職に就いて演劇学校の校長を務めたりした。その後、昔からの夢だったロマンス小説の執筆に取りかかる。RITA賞受賞作家となった今は、空軍パイロットである夫の転属に伴って4人の子供たちとビーグル犬、虎猫を引き連れてアメリカ国内を転々とするうちにさまざまな経験をし、それを作品の構想に役立てている。