ハーレクイン・シリーズ
ロンドンの玩具店で、アンはショックのあまり失神しかけた。かつて面倒を見ていた甥とでくわしたのだ。甥はギリシアの大富豪アンドレアスと姉の子で、生後まもなく両親が事故死したため、アンが引き取った。ところが、アンドレアスの兄ニコスが突然やってきて、百万ポンドの小切手を置き、半ば強引に甥を連れ去ったのだった。その甥が今、目の前にいる。そして、傍らにはニコスが……。数日後、アンはニコスの訪問を受けた。「ぼくたちと一緒にギリシアに来てくれ」予期せぬ言葉に、アンは呆然とした。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月05日
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- 著者
- ジュリア・ジェイムズ
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- 訳者
- 茅野久枝
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-12433-3
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- 書籍番号
- R-2433
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モニター
クールで、とても男性的な魅力あるヒーロー、ニコスと、ニコスに恋する優しいアンとの複雑で情熱的なラブストーリー!! 最後までドキドキ、ハラハラしながら読みました。ギリシア人ヒーローは最高です!!
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モニター
ギリシアの傲慢冷酷ヒーローと、英国の清純なヒロインとの互いの心の葛藤。ハラハラしながら一気に読み進みました。私はヒーローに主眼をおいて読んでみました。愛と憎しみが交錯する絶妙なバランスに惹かれます。甥っ子やナニー、母親たちという脇役がなんともいいですね。ストーリーを素敵に盛り上げてくれましたね。
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モニター
ハーレクインの本を一気に読みたい方にお勧めの一冊です。途中で休憩など入れなくてもなぜかすいすいと読める本です。最後まで読んだ方は、これぞハーレクインという満足感を得られるでしょう。ハレークインを知り始めた方やお気に入りの作家がいる方、どちらにもお勧めします。購入して後悔しない一冊です。どうぞこの本の作家をお気に入りの一人にして下さい。
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モニター
二人の心の描写が交互に書かれていたので、とても分かりやすかったです。でもだからこそ、勝手な思いこみで憎んでいながら、目が追ってしまうほど魅かれ合い、ちょっと触れるだけで体が熱くなる二人にイライラしました。悲しみが増え、益々相手を欲すようになる。読んでいて辛かったです。でも最後には…恋は盲目というのはこういう事なのかと思いました。
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モニター
弟を亡くした冷酷な兄ニコスと、亡くなった姉の子どもを育てる妹アン。疑惑と憎しみから始まった二人の関係ですが、惹かれあうのは止められないんですね。最後の最後までもつれた糸が解けず、どうなることかと思っていましたが、ラストのどんでん返しにはスッキリです。憎しみつつも求めあう二人でしたが、周りは温かく見守っていたんだなぁとホッとしました。
十代のころに初めてミルズ・アンド・ブーンのロマンスを読み、それ以来の大ファン。ロマンスの舞台として理想的な地中海地方、そしてイギリスの田園が大好きで、とくに歴史ある城やコテージに惹かれるという。趣味はウォーキング、ガーデニング、刺繍、お菓子作りなど。現在は家族とイギリスに在住。