ハーレクイン・シリーズ
「ぼくのもとで住みこみの個人秘書になってくれないか?」 失明した世界的大富豪コナーに請われ、エマは複雑な思いでうなずいた。 本当は彼に謝りに来たのだった──先日、湖上で事故を起こし、 あなたから光を奪ったのは、このわたしです、と。 だがコナーの思いがけない言葉に機会を逸し、言いそびれてしまった。 せめて彼の目の代わりになって、見るものすべてを伝えよう。 そして、日々償いながら、時機がきたら真実を打ち明けるのだ。 けれども時が彼女に与えたのは、愛という名の足かせだった。 わたしには彼を愛する資格なんてない。なのに、彼の唇に抗えない……。 やがてエマの体に妊娠の兆候が現れるが、そう告げる間もなく、 コナーがかねてより外部に調査させていた失明事故の原因が明らかに──
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- 頁数
- 272頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年02月20日
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- 著者
- ダイアナ・パーマー
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- 訳者
- 西江璃子
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- 定価
- 1,181円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年01月31日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-80098-5
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- 書籍番号
- PS-98
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こっこ
涙なしには読めないストーリーで、さすがダイアナ・パーマーだと思いました。エマが起こした事故は決して許せないけど、加害者である自分の立場をわきまえて、献身的にコナーに尽くすエマを応援したくなります。そんなエマに惹かれていくコナーと、罪悪感と愛情の板挟みで悩み苦しむエマの関係が、次はどう変わるのか、いつ事故のことがばれるのかドキドキしながら読み進められてとても興奮しました。
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さの母
失明した彼が主人公の彼女を雇う時、事故の原因が彼女だと知っていて雇っているのか、それとも知らないで雇っているのかがすごく気になり、どんどん読み進めていました。「ボスに囚われて」を下書きにしたとのことなので、そちらも読んでみたいとすごく思っちゃいました。
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モニター
事故の加害者と被害者であるヒロインとヒーローの誤解からの大きな悲しみとお互いを想い合う気持ちが切なく哀しく。このヒロインだからこそ、告白できない恐怖感が伝わってきました。
シリーズロマンスの世界でもっとも売れている作家のひとり。各紙のベストセラーリストにもたびたび登場している。かつて新聞記者として締め切りに追われる多忙な毎日を経験したことから、今も精力的に執筆を続ける。大の親日家として知られており、日本の言葉と文化を学んでいる。ジョージア州在住。