ハーレクイン・シリーズ
父亡きあと住まいを追われ、老婦人の話し相手の職を得たクレアは、 仕事へ向かう途中、地元の名士ロウクリフ侯爵とでくわした。 幼いころから、会うたび彼にからかわれてきたが、 このときは父のことを言われて腹を立て、思わず手を上げてしまった。 すると、騒ぎを聞きつけて集まってきた人々の前で、 侯爵が突然、彼女は婚約者だと宣言したうえ、唇を重ねてきた。 なんて恥知らずなの! こんな横暴は許されないはず。なのに……。 彼の唇の熱さを知り、長年ひた隠しにしてきた感情がかき立てられる。 いったんはその場を収めたロウクリフはしかし、 公衆の面前で侯爵を殴るような女など誰も雇わないと脅し、 さらなる醜聞を避けるには自分と結婚するしかないと言い放った!
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- 頁数
- 256頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年02月05日
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- 著者
- アニー・バロウズ
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- 訳者
- さとう史緒
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年01月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33300-1
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- 書籍番号
- PHS-200
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- ミニシリーズ
- 神々の悪戯
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モニターK
大好きなヒストリカルものです。心なき侯爵とありますが、ヒロインのクレアに対してはそうでもないです。お互いのことを深く愛しているのに、若い頃のすれ違いや思い込みから自分の気持ちを隠して結婚します。双方の気持ちが描かれているので、読者は空から2人を見ているようでストレスはたまりません。クレアがとても聡明で、侯爵にどんなに冷たくされようとも言葉の裏にある意味を考え良い妻になるよう努力していく様子に心打たれます。冷淡な態度はクレアのためなのですが、本当はクレアにメロメロな侯爵の心の内も切なくなります。家族に恵まれなかった2人がひねくれることなく大きな幸せをつかんでいく様子はとても読み応えがあり、シリーズの1作目も夏に出る3作目も是非読破したいです。
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モニター
アニー・バロウズは大好きな作家さんの一人ですが、ヒストリカル・スペシャルの200号に相応しいストーリーでした!
ヒロインだけでなく、ヒーローをうまく描写できるのが素晴らしく読みごたえがありました。 -
身寄りのない牧師の娘が幼馴染の侯爵と再会し、ハプニングで突如の求婚。
その裏で任務によりヒロイン兄を極秘捜査をするヒーロー、何も知らないヒロイン…2人の関係がどうなるのかハラハラドキドキでした。
苦労人でしっかり者のヒロイン、身分違いを気にも留めずヒロインの性格を理解している落ち着いたヒーロー。幼少期から相思相愛だった二人が策略によって互いの想いを知らないまま引き裂かれ、事件がきっかけで再会し結婚するのもまた運命。
遠回りした分だけ幸せになって欲しいと思った作品です。 -
ぶぅ
傲慢系ヒーロー降臨!シリーズ前作を読んでいないのですが、楽しく読めました。傲慢に振る舞い、まんまと花嫁として手に入れたヒロインに対し、夫として仕掛ける誘惑の数々!!そのくせ、一人になると、彼女の心を得られない、彼女に秘密を知られて誤解されたら、とモンモンとする姿がかわいい。ヒロインも自分の心を隠していますが、さまざまな真実を知って、確かな絆が生まれていきます。二人を邪魔する彼女のお兄さんはその後?
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モニター
大好きなリージェンシー物の連作です。
連作はぜひ続けて読むことをお勧めします。
ヒロインがキュートでとにかく読みやすいです。
ストーリーにもぐいぐい惹き込まれ幸せな気持ちになれました。
つねに本を読んでいるか、頭の中で物語を創作しているような子供だった。大学卒業後の進路を決めかねていたとき、数学専攻のハンサムな男性と出会い、結婚する決心をしたという。長年、子育てを優先してきたが、自分の頭の中にある物語に興味を持つ人がいるかもしれないと思い、小説を書きはじめた。