ハーレクイン・シリーズ
さる公国の大公に給仕することになったウエイトレスのホリー。 でも、彼女はうわの空だった。結婚まではと貞操を守ってきたのに、 それが原因で婚約者から別れを告げられ、絶望のどん底にいたのだ。 懸命に仕事をこなすものの、思わず涙がこぼれてくる。 するとなんと、世界中の女性を魅了するカスペル大公が人払いをし、 ホリーを慰めただけでなく、甘い誘惑の言葉をかけてきた。 そして夢うつつの中、彼女はあれほど守ってきた純潔を奪われてしまう。 ところが、麗しの大公は急に手のひらを返したように冷たい態度をとり、 傷ついたホリーは特別室を飛び出した──のちに発覚する妊娠が、 非情な大公と彼女を鎖でつなぐことになるとは思いもせず。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年02月05日
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- 著者
- サラ・モーガン
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- 訳者
- 片山真紀
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2019年01月17日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55447-5
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- 書籍番号
- PB-247 (初版R-2430)
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すもも
信頼、愛。目に見えないから信じられない、でも信じたい。お互いの中にある、信じることへの臆病な気持ちが切ないです。ふたりで積み重ねる時間が育てていくはずのものがないままの妊娠、結婚の鎖。それでもふたりをつなぐのは愛という名の鎖だと信じたい。かたくななヒーローを一途に想うヒロインの澄み切った明るさに声援を送ります。読み終えたら恋をしたくなる1冊です。
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モニター
サラ・モーガンはセリフのやりとりが絶妙で大好きな作家
ヒロインが本当にいい子で純真で頑張り屋なのでどんどん好きになる。
ヒロインを取り巻くヒロイン応援団の登場人物の一員になった気分でどんどん読めちゃう物語 -
39
3日ほどで読み終えました。最初本のあらすじを読んだとき、今まで読んできた本とは違い、リアリティのある人間のドロドロした部分や性的表現がある印象を受けました。今までこのような本は避けてきていたので、恐る恐る読みはじめた覚えがあります。実際に読んでみると、そんなにドロドロとしておらず、読み終えてからも嫌な気持ちにならない素敵な作品でした。
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グルーヴ
父親に愛されなかった過去を持つヒロインは愛を求め、愛を信じる。そんな彼女が愛したのは愛する人に裏切られ、愛を信じられなくなった大公。身分差などものともせず、愛を捧げ続けるヒロインに、頑なだった大公の心も絆されていきます。愛を信じなかった大公が心を開き、ヒロインに愛を囁き、二人が寄り添うエンディングは素晴らしいの一言です。
イギリスのウィルトシャー生まれ。看護師としての訓練を受けたのち、医療関連のさまざまな仕事に携わり、その経験をもとにしてロマンス小説を書き始めた。すてきなビジネスマンと結婚して、2人の息子の母となった。アウトドアライフを愛し、とりわけスキーと散歩が大のお気に入りだという。