ハーレクイン・シリーズ
伯爵の華麗なる復讐
沈黙の乙女を拾った冷酷な伯爵。
数奇な運命と切ない愛が交錯し──
アンボーン伯爵は旅先で、囚われの娘を買い取った。 かわいい従妹をたぶらかして捨てた男への意趣返しの道具として。 まったく口をきかないその娘をパーディタと名づけると、 領地に連れ帰って、さっそくレディ教育を開始した。 出会ったときには痩せ衰えていた彼女は今やすっかり回復したが、 依然として言葉を発しないうえに、反抗的な態度を見せている。 伯爵はいらだちを禁じえなかった──パーディタに、そして、 彼女の美しい顔、魅力的な瞳、恍惚とさせる唇に気づいた自分に。 ある夜、とうとうキスに及びながら、彼は悪魔のようにささやいた。 「だが、わたしはおまえのすべてを軽蔑している」
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- 頁数
- 288頁 / 新書判
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- 発行日
- 2019年01月05日
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- 著者
- シルヴィア・アンドルー
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- 訳者
- 井上碧
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- 定価
- 906円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年12月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-33299-8
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- 書籍番号
- PHS-199 (初版HS-378)
英国の有名カレッジで長く副校長を務めていた。初めて小説を出版したのは1991年、ハーレクイン・ミルズ&ブーン社からで、以来、主にヒストリカルを執筆している。男性に求めるのは高潔さだと語り、政治家にそれを求めるのは難しいとも。40年以上連れ添った夫と愛犬と共にイギリス南西部に暮らす。