ハーレクイン・シリーズ
値札つきの愛
キンケイド家の遺言ゲーム Ⅲ
十一年前に死んだはずのあなたが、どうしてここにいるの?
亡き父の奇妙な遺言により、ナディアは一年間、父が所有していたダラスのペントハウスにこもることとなった。門限は十二時。友人に会っても、仕事をしてもいけず、条件を破れば、彼女はもちろん兄たちの遺産相続権利もなくなるという。十一年前に夫を事故で亡くしてからというもの、悲しみを紛らすため仕事や遊びに没頭してきたのに……父は私をひとり閉じ込めて、何がしたいんだろう。しぶしぶダラスでの生活を始め、孤独で憂鬱な二カ月が過ぎたある日、ずっと留守にしていた隣の住人が帰ってきた。話し相手ができると喜んだナディアだが、その人物を目にした瞬間、めまいを起こしてくずおれた。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月20日
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- 著者
- エミリー・ローズ
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- 訳者
- 西山ゆう
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51343-4
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- 書籍番号
- D-1343
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- ミニシリーズ
- キンケイド家の遺言ゲーム
読者レビュー
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モニター
恋愛のストーリーだけではなく、遺言とそれによる会社の買収などの問題もあって、展開が読めず、ハラハラしながら一気に読んでしまいました。遺言のもとに今までにない展開に戸惑いつつも頑張るヒロインのナディアに共感しました。頑張る女性は素敵ですね。愛情あふれるラストで読後感がとてもよかったです。
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モニター
深い心の傷を抱えながら、亡くなったと思っていた夫との再会、亡父と二人の兄たちへのへの思い、複雑な状況の中、最初は、かわいくない女からかわいい女になっていくナディアの変化と夫ルーカスの心の変化が気になってあっという間に読んでしました。兄たちの変化も気になるのでシリーズ通して読んでみたいと思います。
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モニター
父親の愛情って何て複雑なんでしょうか?! 主人公ナディアは父親に愛されたくて色々な無茶をしてしまいます。もしかしたら早すぎた結婚もその一つかもしれません。家族が欲しくてがむしゃらに突き進み、結果何もかも失い、その喪失感を補う為に端からみたら危なっかしい生活を送る。最後がハッピーな結果になってよかったし、そのキューピットは意外な人物でした。
大学生のころからつき合っていた夫と四人の息子とともに、ノースカロライナで暮らす。十二歳のころからロマンス小説が好きだった。趣味はキルトづくり、料理(特にチーズケーキが得意)、そしてカウボーイに関すること。息子たちの野球の試合を熱心に観戦する母でもある。