ハーレクイン・シリーズ
イタリア・ルネサンス期に強い関心を持つアリーナは今夜も当時のサロンをまねたパーティを主催していたところ男性客がひとり遅れてやってくる。笑顔で迎えたものの相手の品定めするような視線になぜか落ち着かない。友人を紹介したアリーナは男が名乗るのを耳にして愕然とした。ジェレド・トロイ!雑誌に掲載された彼の論文がきっかけとなりルネサンス期に生きた恋人同士をめぐって激しい反論の手紙をやりとりしていた相手だ。いったいここに何をしに来たというの?【旧タイトル:よみがえったロマンス】
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- 頁数
- 192頁 / 新書判
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- 発行日
- 2009年11月05日
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- 著者
- ジェイン・アン・クレンツ
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- 訳者
- 長田乃莉子
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- 定価
- 755円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- ISBN
- 978-4-596-51341-0
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- 書籍番号
- D-1341
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モニター
手紙で激しい反論のやり取りをしていた相手と突然出会うという、あり得ないような始まりなのですがそのあと、ぐんぐんと話に引き込まれていき一気に読んでしまいました。少し強引なところや、考えられないくらいロマンチックでセクシーなところも現実を忘れてのめりませてくれ、素晴らしいと思いました。ロマンスだけでなく、ミステリーの要素もあってそれも合わせて読み始めたら展開が気になってしまうそんな一冊でした。秋の夜長に必読!おすすめです。ひととき、ヒロインになれます!
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モニター
ルネサンス期の恋人同士について、手紙で意見を戦わせるうちにお互いの内面を理解するようになる二人。唯一自分を理解してくれる女性を求め行動するジェレド。戸惑いつつ惹かれていることを認めていくアリーナ。事件が起こっても真にお互いのことがわかっていれば障害にはならない。どうしてこんなことになったのか、どんな風に解決するのかドキドキしました。強引な男性が本当にかっこよく描かれていて二人が愛を交わすシーンも素敵。さすがジェイン・アン・クレンツ。大好きな作家の一人です。
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モニター
映画と異なり、自分の理想の顔を思い浮かべ、ヒロインは、もちろん自分! だから、ハーレクインが、大好きです。今回は、出会う前から惹かれあう2人、現実には考えられないから、余計のめりこんでしまいました。ラストが、思っていた展開ではなく余計よかったです。
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モニター
82年原作の作品ですが、古くささを感じませんでした。もともとクレンツ作品が好きなので、良かったです。ヒーローが、すぐに「たたくぞ」とか「お仕置きだ」とか言って脅すのが、いやでしたが、実際にはたたいたりしないので、まあ、いっか。文通から始まる恋ってところが、古風で良いですね。
カリフォルニア州で歴史学と図書館学を修了し、司書として働いたあと1979年より作品を発表。以降アマンダ・クイックやジェイン・キャッスル、ステファニー・ジェイムズなど7つの作家名を使い分け、バラエティに富む著作は130冊を超える。最近では連続30作以上がニューヨークタイムズのベストセラーに入り、不動の人気を誇っている。講演や小説以外の執筆にも積極的で、ロマンス小説について書いたエッセイ集が女性学の機関による賞を受賞した。