ハーレクイン・シリーズ
暴君の結婚宣言
もう一度愛されると、私は信じてきた。
彼は生涯一緒と言った……友人として。
仕事中に呼ばれたケイラは、人生最大のショックを受けた。 社長のアンドレアスが結婚して家族をつくるというのだ。 なぜその相手が、知り合って8年、彼を愛してきた私じゃないの? それはきっと私が、里親育ちの“雑種”だからだ。 悲しみと屈辱のあまり、ケイラは無断で休暇をとって旅に出た。 するとアンドレアスは会社を放り出し、彼女を追いかけてきた。 「君は僕の人生の一部だ。結婚してもその事実は変わらない!」 アンドレアスにとって、妻の横に私がいるのは当然なのだ。 別の女性を選んだ彼を見るなんて、私には拷問でしかないのに。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年12月05日
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- 著者
- ルーシー・モンロー
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- 訳者
- 水月遙
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年11月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13374-8
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- 書籍番号
- R-3374
読者レビュー
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myu
暴君ヒーローは暴君らしくヒロインを振り回しながら、自分では思うようにならないヒロインとの関係性に苛立ちます。でもその原因が何かは理解できません。それは彼の持つ目指すべき家庭がカタログ広告のような家庭像でしかないからです。きっとそれはヒロインも同じ。その二人が自分の本当に欲しいものに気づいた時…。二人で訪れた場所の描写はニューヨークのデートガイドのようです。それもこの本の楽しみの一つかもしれません。
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yocci
ヒーローの誤った恋愛観、結婚観から、ヒロインが振り回されるのは、切ない気持ちになります。嫉妬や独占欲の塊になってさえ、ヒロインに愛を告白しないヒーローにイライラしたりします。ですが、ヒーローの父親がヒロインを侮蔑した時にヒロインを庇う場面では、胸がキュンとなりました。
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ベビカム
ケイラの愛している人が、自分の事を友人として見ている辛さが伝わってきました。途中、アンドレアスの気持ちがわからずハラハラしながら読みました。愛と家族について考えさせられる一冊です。
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アメリカ、オレゴン州出身。2005年デビュー作『許されない口づけ』で、たちまち人気作家の仲間入りを果たす。愛はほかのどんな感情よりも強く、苦しみを克服して幸福を見いだす力をくれるという信念のもとに執筆している。13歳のときからロマンス小説の大ファン。大学在学中に“生涯でいちばん素敵な男性”と知り合って結婚した。18歳の夏に家族で訪れたヨーロッパが忘れられず、今も時間があれば旅行を楽しんでいる。