ハーレクイン・シリーズ
フラニーは看護師になる夢をあきらめ、 病気の伯母と医大生の弟のために家計を支えようと職探し中。 さる夫人の雑用係の求人広告を見て応募するが、面接で断られてしまう。 意気消沈して帰りかけたとき、その家のメイドが負傷し、 偶然現れた夫人の知り合い、ヴァン・ダ・ケトゥナー教授を手伝って、 けが人に処置をほどこしてから病院へ運んだ。 年上の教授に胸をときめかせるフラニーだったが、 病院に着いたところで置いてきぼりにされ、とぼとぼと家路についた。 その後、彼女を捜しに戻った教授と入れ違いになるとは、つゆも思わず。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年12月20日
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- 著者
- ベティ・ニールズ
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- 訳者
- 上村悦子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年12月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22544-3
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- 書籍番号
- I-2544 (初版R-1453)
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- ミニシリーズ
- ベティ・ニールズ選集
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モニター
ベティさんなので展開は淡々とはしていますが、いつになく自分の意見をはっきり言うヒロインで今までになく新鮮でした。そんなヒロインは前半苦難の連続でハラハラだけど、変わらぬ家族愛と前向きさに読んでいて救われます。ヒーローとの関係はお互いを気にかけながらなかなか進展しないところはやきもきだけど、後半の展開はそれを埋め合わせるのに十分なぐらい素敵で終盤の幸せな二人に嬉しくなりました。好きな作品です。
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Madame Serendip
お互いの気持ちがはかれなくて、期待したり落胆したり。近づこうとしたり、後ずさりしたり。恋と気づかずに戸惑う、そんなもどかしさにも胸がきゅんとしました。忘れていた初恋のときめきを思い出すような、素敵なストーリーでした。
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モニター
前半ヒロインが頑張っても報われない姿に胸が締めつけられる思いでしたが、最後は温かい気持ちになれました。ほんわかしたい方にオススメです!
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takako
メラニーは困窮している伯母、弟との生活のために看護婦になる夢を諦め働くことに。就活中に親切なドクターに出会い彼女の運命は動き出す。伯母の病状、伯父の出現、そしてドクターとメラニーの関係。めまぐるしく展開する話に引き込まれ一気に読んでしまいました。
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、よいロマンス小説がないと嘆く女性の声を地元の図書館で耳にし、執筆を決意した。1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、惜しまれつつ永眠。