ハーレクイン・シリーズ
フラッシュは生活費のために溶接というきつい仕事をこなしながら、 2年前から副社長のイアンに片想いをしていた。 富と権力に恵まれた彼は、大学も出ていない私の手の届く人じゃない。 たとえ半年前、二人で夢のような一夜を過ごしていたとしてもだ。 その証拠にイアンは翌日、てのひらを返すように私をあっさり捨てた。 パーティの夜、背伸びしてドレスを身にまとい、彼に会いに行ったら、 入口で警備員に追い返された屈辱は、いまも忘れられない。 耐えきれなくなったフラッシュは、ついに会社を辞めると彼に告げた。 するとこれまで無関心だったイアンから、突然自宅へ招待される。 最後に私をもてあそぶ気? それでも彼女の心は自然と浮き立って……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年12月05日
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- 著者
- ティファニー・ライス
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- 訳者
- 藤峰みちか
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年11月15日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51830-9
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- 書籍番号
- D-1830
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モニター
初めて読む作家さんの作品でした。今まで読んできたものとは作風が違っていて展開の速さ、登場人物の少なさ、個性的なところが気持ちよく描れていて読んたあと幸せになれました! 主人公の愛称がフラッシュなのですか、あの映画を見たことがあるので30年ほどタイムスリップ出来ました~。自分自身をしっかり持っているヒロインはかっこいいと思います。ラブシーンの描き方はすごく多く細かく丁寧に描かれています。読んでいて顔が赤くなってしまいました。また、この作家さんの作品読みたいです!
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アオ
昼間は溶接工として働く芸術家志望のヒロインと御曹司の身分差のある二人の恋物語ですが、会話のテンポがとてもよくヒロインとヒーローの相性の良さが端々から感じられ、二人の距離感がどんどん近づいていくのを楽しみながら読みました。ヒロインの隣人の老婦人がいい味を出していて素敵です。
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ポテト
この作家さんは初めて。著者プロフィールに「エロティカ作家の道に進むため、厳格な神学校を中退」ってあるとおり、とてもセクシーなお話でした。映画「フラッシュダンス」のヒロインをイメージしながら読みました。男女二人ともこんなに奔放なハーレクイン・シリーズは初めてでした。
ケンタッキー州オーウェンズボロ生まれ。エロティカ作家としての道を歩むため、厳格な神学校を中退したという異色の経歴を持つ。2012年に初めての長編小説を発表して以来、一躍人気作家となり、RITA賞ほか数々の賞を受賞している。現在は同州に、やはり作家である夫と2匹の猫とともに暮らしている。