ハーレクイン・シリーズ
未来や遠くの出来事が見えてしまうグローリーは、 人々から“魔女”と疎まれ、ずっと孤立してきた。 ある吹雪の夜、グローリーは凄惨な事故の幻影を見て飛び起きた。 横転した車、血まみれの男性……“彼”が助けを求めている! 急ぎ病院に駆けつけ、救命に協力した──稀な血液型が一致したのだ。 その男性ワイアットに絆を感じつつ、名も告げずに去った数カ月後。 何者かによる放火で最愛の父と兄、そして家を失ったグローリーは、 恐怖と哀しみに震えながら、虚空を見つめていた。 ワイアット、どこにいるの? あなたに会いたい……私を助けて!
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年11月20日
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- 著者
- シャロン・サラ
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- 訳者
- 青山梢
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- 定価
- 774円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年11月01日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55442-0
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- 書籍番号
- PB-242 (初版LS-306)
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モニター
犯人の勝手な思い違いから命を狙われるヒロイン・グローリー。自分を犠牲にしてでもヒロインを守ろうとするヒーロー・ワイアットが本当に魅力的で羨ましくなるくらい。ハーレクインには珍しく超常現象的なストーリーですが、ハラハラするサスペンス要素満載で一気に引き込まれます。人生に苦難や悲しみは避けて通れませんが、それらを受け止め、乗り越えていくヒロインもまた魅力的です。
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映画館
不思議な力は時に人々を恐れさせる。悪を隠そうとするときにさらに悪をかさねてしまう。犯人が関係ないグローリーを悪者にしてさらに悪を重ねていく姿と、グローリーはその力ゆえに全てを失ってしまうけれど、犯人に立ち向かうときに困難を乗り越え幸せになる…この対比がなかなか興味深かったです。ワイアットの元妻に対する懺悔も好感もてました。もちろん! ロマンスもとっても素敵でしたよ。
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夕鶴
恋だけでなく、幻想的な要素、そしてサスペンスフルな要素を併せ持つ魅力的なストーリー展開だと感じました。不思議な力と天使のような容貌を持つヒロインのグローリーと、彼女を守り助けようとするワイアットの心の動きが繊細に描かれていて、高い描写力のお蔭で物語の場面が生き生きと読者に伝わってくるところも注目ポイントのひとつだと思いました。いつもとは一味違うハーレクイン作品と出会いたい方にお勧めしたい1冊です!
強く気高い正義のヒーローを好んで描き、読者のみならず、編集者や作家仲間からも絶大な賞賛を得る実力派作家。“愛も含め、持つ者は与えなければならない。与えれば100倍になって返ってくる”を信条に、ファンに癒しと感動を贈り続ける。