ハーレクイン・シリーズ
背徳の恋
死んだはずの夫に瓜二つ……外見も、しぐさも、何もかも。 週末にシドニーを旅していたシャーニは、我が目を疑いつつも、 偶然見かけたその魅力的な男性に声をかけずにいられなかった。 養子だった亡き夫に、双子の兄弟がいたのかもしれないと思い、 「あなたは養子ですか?」と問うと、彼は即座に否定した。 シャーニはひどく気落ちするが、エイドリアンと名乗るその男性は、 街の絶景を見せたいと、豪華なビルの最上階にある自宅へ彼女を誘った。 夫とお腹の子を失った5年前の悲劇以来、声をかけてくれる人もなく、 ときめきを抑えきれなかったシャーニは、彼に身も心も許した。 ところがその直後、前日まで彼の恋人だったという女性が現れ……。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年11月05日
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- 著者
- ミランダ・リー
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- 訳者
- 中村美穂
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55441-3
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- 書籍番号
- PB-241 (初版R-2364)
読者レビュー
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モニター
双子モノなのか、似た人なのか? 亡くなった夫にそっくりな男性に惹かれる気持ちはいったい、似ているからくるのか? ロマンスの王道ともいえる展開を、いかに読ませるのか、非常に著者の力量が問われる設定だと思います。ミランダ・リーのヒロインらしく傷つきながらも、自分で乗り越えていく過程が丁寧につづられており、最後まで一気に読めました。
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とろっと
夫と身ごもっていた子供を亡くして、5年もの間悲しみの中で生きてきたシャーニなのに、エイドリアンとの出会いで生活が一変する。最後の方が展開が忙しい印象はありましたが、官能的な表現が多く、楽しく読むことが出来ました。
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モニター
檀からん先生のコミカライズ作品を読んで、ずっと原作を読みたいと思っていたのでまさに待っていたベスト・ブックです。テンポがよいのでとても読みやすく、一気に読み終えてしまいました。特にラストが好かったです。
オーストラリアの田舎町に生まれ育つ。全寮制の学校を出て、クラシック音楽の勉強をしたのち、シドニーに移った。幸せな結婚をして3人の娘に恵まれたが、家にいて家事をこなす合間に小説を書き始める。現実にありそうな物語を、テンポのよいセクシーな描写で描くことを得意とする。趣味は幅広く、長編小説を読むことからパズルを解くこと、そして賭事にまで及ぶ。