ハーレクイン・シリーズ

閉ざされた館の大富豪
愛の寓話 Ⅰ
毎朝、ボスから届く黄色い薔薇。その花言葉は“友情”だけれど……。
著名な大富豪ディーコンに雇われ、住み込みの助手となったギャビー。出入りが許されるのは、彼女の住居部分と仕事部屋だけで、屋敷につながる扉には鍵がかけられ、雇い主は姿を見せない。仕事の指示は電話かメールのみ。もどかしさを感じていたある日、ギャビーは鍵があいていた隙に、扉の向こうへと足を踏み入れた。ついに現れた彼は、写真や映像で見たのとは別人のようだった。伸び放題のひげと髪に覆われて顔は見えず、その姿も声も、まるで野獣のようで、わずかにのぞく瞳は暗く陰り謎めいている。でもギャビーは不思議と恐れなかった。彼の心を開きたいとさえ思い、彼女はひたむきに一歩ずつ、信頼を得ていった。そしてあるとき、思いきって彼のひげ剃りと散髪を提案すると──
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年11月05日
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- 著者
- ジェニファー・フェイ
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ISBN
- 978-4-596-22537-5
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- 書籍番号
- I-2537
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- ミニ
シリーズ - 愛の寓話
- ミニ
ハーレクイン主催の新人大賞で2度最終候補に選ばれたのをはじめ、アメリカロマンス作家協会によるリンダ・ハワード優秀賞の最終候補やその他新人コンテストでの大賞受賞歴は枚挙にいとまがない。物心ついたときから本の虫だった彼女にとって作家になることは夢で、楽しくて心温まる物語を書くのが得意。アメリカのペンシルベニア州で夫と娘と2匹の猫と共に暮らす。