ハーレクイン・シリーズ
著名な大富豪ディーコンに雇われ、住み込みの助手となったギャビー。 出入りが許されるのは、彼女の住居部分と仕事部屋だけで、 屋敷につながる扉には鍵がかけられ、雇い主は姿を見せない。 仕事の指示は電話かメールのみ。もどかしさを感じていたある日、 ギャビーは鍵があいていた隙に、扉の向こうへと足を踏み入れた。 ついに現れた彼は、写真や映像で見たのとは別人のようだった。 伸び放題のひげと髪に覆われて顔は見えず、その姿も声も、 まるで野獣のようで、わずかにのぞく瞳は暗く陰り謎めいている。 でもギャビーは不思議と恐れなかった。彼の心を開きたいとさえ思い、 彼女はひたむきに一歩ずつ、信頼を得ていった。 そしてあるとき、思いきって彼のひげ剃りと散髪を提案すると──
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年11月05日
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- 著者
- ジェニファー・フェイ
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- 訳者
- 杉本ユミ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月18日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-22537-5
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- 書籍番号
- I-2537
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- ミニシリーズ
- 愛の寓話
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モニター
事故によって隠遁生活を送っていたヒーローがヒロインによって感情を揺さぶられながら心を開いていく様子がたまりませんでした。女性でもギャビーの賢さと素直さには心を奪われます。時おりギャビーが思い出す叔母の言葉には深い愛情と思いやりがあって、温かい気持ちになれました。また、館の図書室や庭の様子を想像するのはとても楽しいことでした。
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モニター
交通事故の被害者遺族とその相手という立場の出会い。父親の為に雇われたヒロインを仇と思っているヒーローに次第に惹かれていく様子がもどかしく、やがて結ばれたシーンはとっても切なくて…誤解から一度は離れた2人の運命が再び交わる事を願いつつページを進めた一冊でした。
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あず
最初から予想がつく展開かなと思いつつも、作中ではキレイな情景が浮かんできたり、ヒロインがかっこよかったりで飽きることなく、最後までときめきながら読んでしまいました。やっぱりハーレクインって素敵! と思えるオススメの1冊です。
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もな
読み始めから、二人が恋愛モードに移るスピードが早かったように感じましたが、それでも二人が葛藤をしながらも惹かれ合っていく様子に、読んでいてキュンとしました。
ハーレクイン主催の新人大賞で2度最終候補に選ばれたのをはじめ、アメリカロマンス作家協会によるリンダ・ハワード優秀賞の最終候補やその他新人コンテストでの大賞受賞歴は枚挙にいとまがない。物心ついたときから本の虫だった彼女にとって作家になることは夢で、楽しくて心温まる物語を書くのが得意。アメリカのペンシルベニア州で夫と娘と2匹の猫と共に暮らす。