ハーレクイン・シリーズ
「ザンダー……」アラナは友人の招待で訪れた由緒ある邸宅で、 苦い一夜の恋の相手と再会した。 1年前、襲われかけたところを助けてくれたハンサムな実業家、 ザンダーの魅力に抗えず、彼のペントハウスで純潔を捧げた。 けれど翌朝、身分違いの恋が怖くなって逃げ出したのだ。 まさか彼が覚えているはずもない。 1年前に彼の寝室から逃げ出した、臆病な娘のことなど……。 ところが、巨万の富を持つ彼はアラナが勤める会社を買収し、 あろうことか新しい上司として赴任してきた!
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年10月20日
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- 著者
- サラ・クレイヴン
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- 訳者
- 泉智子
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13364-9
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- 書籍番号
- R-3364
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な~みちゃん
「偶然」の出逢い。「誤解」や「思い込み」で人生が変わるかも知れない。人生の面白さがわかります。「運命」ってあるのですね。偶然出逢い、恋に落ちる。偶然に再会し誤解をしながら結ばれて行く。人生ってステキ!!
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モニター
恋も愛も知らずにいたヒロインの思い込みがすべての始まり。本人も自分の行いを冷静に分析するものの、ヒーローの前に出ると崩壊。ヒーローの一貫した想いに惹かれます。もう少し素直でいたら! と思いますが、こうしてしまう女心に納得し、せつない想いが溢れます。やっぱり特別な想いは、なんとなく会ったその時に感じるものだなと妙に納得しました。ヒーローがいつでも追ってきてくれることにトキメキました。
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モニター
1年後に思わぬ形で再会をしたふたり。いろいろな誤解もあったけれどアラナとザンダーを再会させてくれたのはまさに運命だと思います。私もこんな運命の男性に巡り逢いたいです。これでサラ・クレイヴンの新作が読めないのがとても寂しいです。
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モニター
誤解とどんでん返しが続いて、先が気になるのでスルスルと読み進めていける。会話がポンポンとテンポよく進むので、軽快な文章。大家族なので登場人物が多いけど関係性を追うのが楽しい。他カップルのその後が気になるけど、サラ・クレイヴンさんの最後の作品とのことなので、わからず残念。書籍としては以前より文字が大きく、間隔も空いたので読みやすくなった印象。
イングランド南西部サウス・デボン生まれ。学校を卒業後、ジャーナリストとして働いたのち、1975年に『バラに想いを』で作家デビューした。40年以上にわたって活躍し、93作品を上梓。ロマンス作家協会の会長を2011年から2013年まで務めた。陰影のある独特の作風で読者の心を揺さぶり続けたが、2017年11月、多くの人に惜しまれつつこの世を去った。2018年10月に日本で刊行された“The Innocent's One-Night Confession”(R-3364『恋も愛も知らないまま』)が遺作となった。