ハーレクイン・シリーズ
秘書のホイットニーは、同僚に誘われて行ったパーティになじめず、 大邸宅の二階へ逃れて、静かな場所で一息つこうとしていた。 不作法と思いつつも、疲れから寝室でつい眠り込んでしまい、 女性の叫び声で目覚めたとき、大変な事態に巻き込まれていた── 隣に見知らぬハンサムな男性が肌もあらわに横たわっていたのだ! 彼こそ館の主の大富豪スローンで、叫んでいたのはその婚約者だった。 ホイットニーに気づかずベッドに入ってしまっただけのようだが、 婚約は破棄となり、彼女は申し訳ない気持ちでいっぱいになった。 償いに何でもすると申し出たホイットニーを見据え、スローンが言った。 「結婚を待ちわびる母のために、婚約者の代役を務めてもらおうか」
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年10月20日
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- 著者
- ジェシカ・スティール
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- 訳者
- 田村たつ子
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- 定価
- 713円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-55440-6
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- 書籍番号
- PB-240 (初版R-749)
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モニター
お人好しなヒロインがかわいかったです! 恋愛初期のドキドキや空気感がとっても思い出されて、二人が結ばれたシーンでは読んでいるこちらも甘い気分に…。とはいえ、その後のヒロインの怒りっぷりはかなり怖かった(笑) ヒーローの心情を思うと同情しちゃいますが、ヒーローはヒーローで怒ってる理由を勘違いしてるし…(^^; これからもお互いよく話し合いながら幸せになってほしいです(笑)
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マキにゃん
年上の大富豪とのロマンス、という背表紙を見た瞬間、この本がすぐ読みたくなりました。ヒロインのホイットニーと大富豪スローンとの初めての対面がベッドの中。その大胆なスシチュエーションは刺激的です。最初は誤解があったものの、お互い惹かれあい愛しあうようになる展開は、泣けてきます。「マイ・ラヴ」と呼びかけるスローンの愛の深さに心までが温かくなる小説だと思いました。
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モニター
不実な父親と恋人の嘘が重なり恋愛に慎重になっていたヒロイン。最初は良心の呵責から渋々従っていたのに、何度否定してみてもヒーローに惹かれていくのを止められず思い悩む姿はとても初々しいです。お互いに別の相手の影に嫉妬したり、誤解があったり、なかなかすぐにハッピーエンドとはいきませんが、年の離れたヒロインへの恋に見かけほど余裕のなかったヒーローの真意が明かされるラストに思わず笑みがこぼれる幸せな一冊です。
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モニター
第1章の衝撃的な展開に「次は、次は」と物語に引き込まれていきました。ヒロインの考え方にヤキモキすることもありますが、ラストシーンで解消しました。訳者の丁寧な仕事ぶりにも好感が持てます。
イングランド中部の田舎に、7人きょうだいの6番目に生まれた。公務員として働きながら小説を書き始める。夫の励ましを得て作家デビュー。一番の趣味は旅行で、メキシコ、中国、香港……と、取材をかねてさまざまな国を訪れている。