ハーレクイン・シリーズ
セージは展覧会の初日レセプションに現れたタイスを見て茫然とした。 3年前、世界的な名声を得つつあったタイスと出会った瞬間、 セージは燃えるような恋に落ち、欲望の赴くまま彼と体を重ねたが、 6週間後、濃密な関係に自ら終止符を打ったのだった。 幼いころ両親を亡くし、最愛の養父の死に直面したばかりの彼女は、 愛する人を失う悲しみをもう味わいたくなかったのだ。 それなのに驚愕の再会を果たした夜、 セージはタイスに求められるままベッドをともにした。 抱き寄せられ、熱いキスを浴びせられたとたん、我を忘れてしまったから。 3カ月後──セージはお腹に小さな命を宿していることに気づく。
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- 頁数
- 160頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年10月20日
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- 著者
- ジョス・ウッド
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- 訳者
- 清水由貴子
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- 定価
- 734円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年10月04日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-51823-1
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- 書籍番号
- D-1823
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クリスチーネ美紗都
愛することに臆病な二人が意地を張り合い、それでも惹かれずにはいられない心理描写が卓越しています。切ないすれ違いに胸が締め付けられ、涙なしでは読むことが出来ません。最後まで二人の行方から目が離せず、「情熱は止められない! これぞディザイア!」という一冊で、読後感もスッキリと幸せな気分に浸れます。また彼らをとりまく兄弟たちも大変魅力的で、こちらのストーリーも読んでみたくなりました。
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モニター
最初から最後まで、燃え上がるように情熱がぶつかり合うタフな話だと思いました。ヒーローとヒロインが相手に心を開きたいのに、過去のトラウマの為になかなかそれが出来ず葛藤し、苦しみながら、愛することで心が強くなっていく過程がリアルで、とても身近に感じて惹き込まれました。個性的なヒロインの兄弟の活躍や義理の姉たちの後押しが読んでいて心地良かったです。
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モニター
強い意志を持っている二人。その意志ゆえに相手を遠ざけてしまう。しかし、ヒロインの思いやりの心がその強い意志よりも勝ってヒーローと話す描写は作者の強い気持ちを感じられて、その部分を何度も読んでしまいました。物語も作者も素敵でした。
お弁当作りもアイロンがけも苦手で、読書と旅行をこよなく愛する彼女は、物語を書くことに夢中。地方経済の発展やビジネスに関するロビー活動を経て、フルタイムの作家となった。南アフリカに夫と2人の子供と暮らす。