ハーレクイン・シリーズ
天使に魅入られた大富豪
彼が愛するのは我が子だけ。
私はただのおまけにすぎない。
メリーは女手一つで生後6カ月の娘を育てている。 娘の父親はかつての雇い主、巨大複合企業を率いるアンゲルだ。 妊娠を伝えたとき、彼はすべての処理を弁護士にまかせた。 そんな冷酷さに耐えられず、それ以来一切の連絡を絶っている。 そのアンゲルが娘との面会を求めていきなり訪ねてきた。 家族第一主義の父親にたきつけられ、やむなく来たらしい。 ところが娘を一目見た彼はたちまち夢中になり、結婚を申しこむ。 断れば法廷で親権を争うと半ば脅して。メリーは激しく煩悶した。 娘には父親が必要よ。でも妻への愛がないと知りつつ結婚できる?
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年09月05日
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- 著者
- リン・グレアム
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- 訳者
- 朝戸まり
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年08月23日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13355-7
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- 書籍番号
- R-3355
読者レビュー
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モニター
「愛する人を引きとめるためなら、どんなことだって許される…」このセリフ、きっちりとした節度をもって生きてきた優秀なヒロインの言葉です。こう言わせるだけのハリケーン的な激情が二人を襲い、正気に返るとこんなはずじゃなかったと頭を抱え、あせったあまりにお互いを傷つけ…。不器用な二人の純愛のお話です。
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モニター
さすが、リン・グレアム! 飽きさせることなく一気に読ませます。色々なところに伏線があり、一気に回収していく様子は読んでいてある意味爽快です。オススメの一冊です。
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北アイルランド出身。10代のころからロマンス小説の熱心な読者で、初めて自分で書いたのは15歳のとき。大学で法律を学び、卒業後に14歳のときからの恋人と結婚。この結婚は一度破綻したが、数年後、同じ男性と恋に落ちて再婚するという経歴の持ち主。小説を書くアイデアは、自分の想像力とこれまでの経験から得ることがほとんどで、彼女自身、今でも自家用機に乗った億万長者にさらわれることを夢見ていると話す。