ハーレクイン・シリーズ
愛なき君主の手に堕ちて
灼熱の愛は儚く消える──
彼の最も輝ける日に。
「君を我がスイートへ連れていこうと考えている」 ザジニア国の美しき王太子ケダの熱い視線に、 臨時秘書のフェリシアは服をはぎ取られたような気分になった。 私の仕事は彼を反対勢力の画策から守り、王位継承に導くこと。 愛の営みなど、契約には含まれていない……。 だが、彼女がケダの強烈な魅力に屈するのは時間の問題だった。 無上の喜びの果てに小さな命を授かったフェリシアは、 ふさわしい花嫁を娶る身のケダを思い、彼のもとを黙って去った。 見返りのない愛に疲れ果て、深く傷ついた心を抱えて。
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- 頁数
- 224頁 / 新書判
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- 発行日
- 2018年08月20日
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- 著者
- キャロル・マリネッリ
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- 訳者
- 川上ともこ
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- 定価
- 723円(税込)
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- ポイント
- 0pt
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- 発送予定日
- 2018年08月02日(予定)
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- ISBN
- 978-4-596-13351-9
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- 書籍番号
- R-3351
読者レビュー
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にゃみ
はじめは仕事と割り切るなかで淡々と進んでいくのが、次第にお互いに惹かれ合う流れがとてもわかりやすく、なおかつ心に直接届くような、そんな感覚がしました。身分違いの恋という王道を見事に「再定義」した作品で、読んでいてドキドキしましたし、最後は少し泣いてしまいました。文章もわかりやすく書かれており、初心者の方にも胸をはってお勧めしたいなと思います。
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てまままし
わずか3歳の腕白王太子の衝撃的な体験からはじまる物語。ケダがプレイボーイなのはそこから? 警戒心の強いはずのフェリシアが堕ちるほど魅力的。最後までどうなるんだ、どっちなの? とハラハラしつつ、読み終わって満足しました。ハッピーエンドとはわかっていても最後まで気を揉みます。
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モニター
夏にピッタリの読み応えのある作品でした。傲慢で強気なゴージャスなヒーローにうっとりします。非日常を感じたい方にオススメです。
イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も3人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという。